災害発生時は、上下水道管の破損や、停電に伴うポンプの停止等の理由で断水となり、トイレが使えなくなることが想定されます。
また、災害時の断水は1ヶ月に及ぶ場合もあり、つまり、最悪1か月間自宅のトイレが使えなくなる場合があることになります。
一方、避難所のトイレは衛生状態が良くない場合もあって、その結果感染症の原因となったり、
トイレの回数を減らすために水分補給を十分に行わず、エコノミー症候群を発症するといったことが想定されます。
これらの対策として自宅のトイレを使う「携帯トイレ」があり、今回は我が家の「携帯トイレ」の準備状況を紹介します。
■「携帯トイレ」
ここで言う「携帯トイレ」とは、自宅のトイレに袋を取り付けて用を足した後に凝固剤を投入して排泄物を固めて袋で保管、最終的に燃えるゴミとして処分するセットを指します。
「簡易トイレ」や「災害用トイレ」と呼ぶこともありますが、前述の使い方をするトイレであることでご理解下さい(下写真参照)
■携帯トイレを選び方
ネットで「携帯トイレ」検索すると多数の商品が出てきてどれを選べば良いか迷います。
そこで、以下の条件に出来るだけ該当するものを選ぶと良いとされています。
1)1回あたりの最大吸収(凝固)量が300cc以上であること
2)消臭・防臭機能があること
3)凝固継続期間が一ヶ月以上あること
4)抗菌対策があること
5)使用期限が長い事
6)コストパフォーマンス
■我が家の「携帯トイレ」準備状況
先ず、何回分の携帯トイレを準備する必要があるか、を考えました。
家族の人数が4人、1人当たりの1日トイレに行く回数を5回、とりあえず1週間分を備える、とした場合、
4人×5回×7日=140 なり、140回分を準備しておく必要があります。
最初に購入したのがこの商品。
30回分で、400ccまで凝固できます。袋は防臭・抗菌となっていますが使用期限が不明です。
数年前に購入したのですが、災害発生時は先ずこれから使うと決めています。
続いて購入したのがこの商品。15回分を2箱購入しました(30回分)。
これも400ccまで凝固できて、防臭・抗菌の袋、使用期限は2027年までと明記されています。
そして1月に購入したのがこの商品。
100回分で、500ccまで凝固できて、防臭。抗菌の袋、使用期限は箱の裏側に2039年までと明記されています。
以上で合計160回分。目標はクリアしているものの、1週間分では不安なので追々追加購入していく予定です。
これら以外にも「ぽけっトイレ」を購入しています。
片手に収まる大きさなので通勤鞄に入れているのと、車にも保管しています。
また、汚物を入れた袋はゴミとして出すまで保管しておく必要があります。
我が家では、普段はカー用品を収納している大き目の蓋付コンテナボックスに入れて、ベランダで保管することにしています。
ということで災害時のトイレ対策として参考にしてもらえれば幸いです。