• 災害に備える(その1)

災害に備える(その1)

ハザードマップで皆さんのお住まいの地域や職場でどの様な災害を受ける可能性があるか把握できたと思います。

では、災害に対してどの様に備えれば良いかを以下の順で考えてみます。

①災害によって受ける被害は何?
②受けた被害で困ること(使えなくなるもの)は何?
③被害に対する備えは何?


1.災害によって受ける被害は何?

災害で受ける可能性のある被害を表に整理してみました。
必ずしもこの通りではない場合もありますが、概ねこの様な感じだと思います。

例えば、風水害の危険がある場所は「床上・床下浸水」被害を受ける可能性がある、ということになります。

この表を見ると、全ての災害で「停電」と「断水」になる可能性が高いことが判ります。
「建物倒壊」は最悪の想定です。


2.受けた被害で困ること(使えなくなるもの)は何?

「停電」「断水」「ガス停止」で困ること(使えなくなるもの)をザッと書き出してみました。
これに対してできるだけ困らないように備えておけば良いわけですね。

ここに書いたのは一例で、皆さん各々の事情で異なる部分があると思います。
改めて身の回りを確認して気付きの役に立てれば幸甚です。


■停電になったら困ること(使えなくなるもの)
・照明
・テレビ
・冷暖房(エアコン、こたつ、電気ストーブ)
・冷蔵庫
・電子レンジ、オーブンレンジ、オーブントースター
・電気炊飯器
・IHコンロ
・電気給湯器
・インターネット(ルーター、スイッチ)
・パソコン(デスクトップ型)
・携帯の充電(ACアダプタ)
・エレベーター
・自動ドア
・オートロック(電気式)
・インターホン
・断水(集合住宅で汲み上げポンプの停止)

 *インターネットはネットワーク機器(WiFiルーターなど)が使えなくなると繋がらなくなります。
 *パソコンはノート型であればバッテリーがゼロになるまでの間です。
 *エレベーターが止まると高層マンションの上層階の方はそれなりの覚悟が必要です。
 *自動ドアは停電になると ①「停電前の状態でストップ」、②「施錠される」、③「開錠される」の3パターンがあります。
  自動で開閉しなくなっても手で開閉できるタイプもありますが、停電になったらどうなるのか、どう対処すれば良いか普段から確認しておくと安心です。
 *オートロックは住居に出入りできない事態になる場合があります。
  停電になったらどうなるのか、どう対処すれば良いか普段から確認しておくとこれまた安心です。
  ロック(鍵)がかからない仕様であったり、インターホンも使えなくなると防犯にも注意が必要です。  


■断水になったら困ること(使えなくなるもの)
・トイレ
・風呂(シャワー)
・歯磨き


■ガス停止になったら困ること(使えなくなるもの)
・ガスコンロ
・風呂(シャワー)
・ガス給湯器
・冷暖房(ガスストーブ)


とりあえず今回はここまでとして、
次回は「被害に対する備え(停電編)」を掲載する予定です。